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茅ヶ崎市の薬剤師求人|薬局は少なく、1店舗の人員は厚い

茅ヶ崎市
木製の薬品棚が並ぶ調剤室
写真は薬局のイメージで、本文で紹介している事業者とは関係ありません。イメージ写真:cottonbro studio / Pexels

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茅ヶ崎市は2026年1月1日現在の住民基本台帳で人口24万7,214人・世帯数11万6,294世帯、神奈川県33市町村中7位(県全体の2.69%)です。1世帯あたりの人員は2.13人で、当サイトが扱う神奈川県内10市のなかでは最も多い数字です(県平均1.98人、最少は川崎市の1.90人)。単身世帯が中心の都市部とは処方の中身も変わってくる地域だといえます。

薬局の数は県内10市で最少、ただし1店舗の人員は厚い

関東信越厚生局「コード内容別医療機関一覧表(薬局)」の令和8年7月1日現在の名簿を市単位で集計すると、茅ヶ崎市内の現存保険薬局は102施設、届出の常勤薬剤師は281人・非常勤714人です。人口10万人あたりでは41.3施設となり、10市のなかで最も低い密度でした(最も高いのは小田原市の57.2施設)。同じ湘南東部圏域の藤沢市は52.2施設なので、茅ヶ崎市の密度は藤沢市の約8割にとどまります。

ところが1薬局あたりの常勤薬剤師数を見ると、茅ヶ崎市は2.75人で藤沢市の2.44人を上回り、10市のなかでは川崎市(2.94人)・横浜市(2.82人)に次ぐ3番目です。常勤薬剤師が5人以上いる薬局は18施設(17.6%)で、これは川崎市の17.5%、横浜市の16.2%を上回る割合です。常勤が1人だけの薬局は37施設(36.3%)で、藤沢市の41.4%より低くなっています。同じ圏域でも、藤沢市は「薬局が多く、1店舗は薄い」、茅ヶ崎市は「薬局は少なく、1店舗は厚い」という逆の作られ方をしていることが分かります。複数人体制の職場を優先するなら、施設数だけを見て藤沢市に絞り込むのは早計です。

薬局薬剤師は「多数区域」、病院薬剤師は「少数区域」

神奈川県が公表している薬剤師偏在指標(令和5年度県薬事審議会資料)によると、茅ヶ崎市が属する湘南東部保健医療圏(茅ヶ崎市・藤沢市・寒川町)は、薬局薬剤師の偏在指標が1.24で「多数区域」、令和18年の推計値でも1.28とさらに上がる見込みです。一方で病院薬剤師の偏在指標は0.68で「少数区域」に区分されており、令和18年推計でも0.64と改善しない見通しです。少数区域の基準は医療圏別で0.74(現在)/0.77(令和18年)なので、湘南東部の病院はどちらの時点でも基準を下回ります。県西(0.62)に次いで9圏域で2番目に低い水準です。

令和6年度の神奈川県薬剤師確保検討調査(令和6年10月末時点、令和7年3月公表)で湘南東部の回答薬局26施設を見ると、この「多数区域」の中身が見えてきます。常勤薬剤師の定員充足率は111.1%で9圏域のなかで最も高く(県全体96.3%)、平均勤続年数も10.8年と県全体の8.6年を上回ります。数のうえでは確かに満たされています。ただし「現在の業務量を前提として薬剤師が足りている」と答えた薬局は46.2%で、こちらは9圏域で最も低い数字でした(県全体52.3%)。定員は埋まっているのに現場では足りないと感じている――この差が湘南東部の薬局の実感です。同一経営主体が1店舗だけという薬局が34.6%と9圏域で最も高く、健康サポート薬局の認定率23.1%も9圏域で最高でした。

病院側は募集が埋まりにくい

令和7年度の神奈川県病院薬剤師確保実態調査(令和7年10月末時点、令和8年5月公表)では、湘南東部の対象病院24施設のうち11施設が回答(回答率45.8%)。常勤薬剤師の定員充足率は94.2%、平均勤続年数は9.4年で相模原圏域と並び9圏域で最も長い数字です。院外処方箋発行率は91.5%と高く、外来処方の9割以上が院外に出ています。一方で令和7年度の募集17人に対し採用は8人で、採用率47.1%は県西(20.0%)に次いで9圏域で2番目に低い水準でした。長く勤める人は多いが、新しく採ろうとすると埋まらない。病院求人を検討するなら、その求人がいつから出ているかを担当者に確認しておく価値があります。

茅ヶ崎市で薬剤師求人を探すときの考え方

調剤薬局側は求職者に有利な「多数区域」に位置していますが、絶対数が10市で最少である以上、市内だけで探すと候補が早く尽きます。2026年8月4日時点で、アポプラス薬剤師の茅ヶ崎市の公開求人は71件でした。保険薬局102施設に対して0.70件という計算になります。全国対応の求人サイトを併用し、複数の窓口で市内・近隣の求人状況を照らし合わせるのが現実的です。以下の3社は、公式サイトの都道府県選択・登録フォーム・FAQで神奈川県を含む全国対応を確認しています(2026年8月時点)。

  • お仕事ラボ(株式会社AXIS)… 薬局求人の検索と面談によるマッチング。登録・利用とも無料
  • MC-ファーマネット(株式会社メディカル・コンシェルジュ)… 会員登録制。地方在住者の利用実績をFAQで案内。登録・利用とも無料
  • アポプラス薬剤師(アポプラスキャリア株式会社)… 東証プライム上場グループ運営。全国の求人を都道府県別・市区町村別に検索可能。登録・利用とも無料

いずれも求職者側の費用はかからず、紹介会社の収入は採用した薬局・病院が支払う手数料です。近隣の藤沢市は同じ湘南東部圏域なので圏域の数字はそのまま共通しますが、市内の薬局の作られ方は上記のとおり逆向きです。平塚市は隣接する湘南西部圏域で、病院薬剤師の偏在指標は0.74と湘南東部より高く、薬局の平均勤続年数は13.7年と9圏域で最長です。あわせて確認すると、湘南エリア全体の傾向がつかみやすくなります。

メディウェル薬剤師のこの広告は、日本在住で59歳以下、薬剤師資格を保有する方が対象です。希望する地域や雇用形態の求人があるかは、登録前後に最新の募集状況を確認してください。

茅ヶ崎市のイメージ
イメージ写真:Zonghao Feng / Pexels

湘南東部圏域の薬剤師偏在指標(薬局・病院)

出典: 神奈川県「薬剤師偏在指標のデータ」(令和5年度神奈川県薬事審議会資料から編集)。1.0未満は需要が供給を上回る状態。少数区域の基準は医療圏別0.74(現在)/0.77(令和18年)。2026年8月時点で公表中の最新値。

データを表で見る
薬局(現在)1.24指標値
薬局(令和18年推計)1.28指標値
病院(現在)0.68指標値
病院(令和18年推計)0.64指標値

茅ヶ崎市と藤沢市の保険薬局の作られ方

出典: 関東信越厚生局「コード内容別医療機関一覧表(薬局)」令和8年7月1日現在を市単位で集計。茅ヶ崎市102施設・藤沢市232施設。

データを表で見る
茅ヶ崎市・常勤5人以上17.6%
藤沢市・常勤5人以上13.4%
茅ヶ崎市・常勤1人だけ36.3%
藤沢市・常勤1人だけ41.4%
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